| 医院名 |
|---|
| あさか耳鼻咽喉科クリニック |
| 院長 |
| 安積 靖敏 |
| 住所 |
| 〒312-0052 茨城県ひたちなか市東石川2713-1 |
| 診療科目 |
| 耳鼻咽喉科 |
| 電話番号 |
| 029-219-7601 |
2025年11月4日より、従来の順番予約制から時間帯予約制に変更となります。
10月20日から新しいシステムでの予約受付を開始します。(予約日は11月4日以降)
皆さまにおかれまして、スマートフォン・パソコンから時間帯予約をお取りいただいてご来院いただきますようご協力をお願い申し上げます。
時間帯予約の際には、事前に患者様の「新規登録」が必要となります。
新規登録については事前に案内の確認をお願い申し上げます。
アレルギーによる鼻炎は、多くの人にとって非常になじみ深いものです。ただこれは、大きく2つに分けられます。
それぞれ解説していきます。
季節性アレルギー性鼻炎は、「花粉症」とも呼ばれています。日本人にとって非常になじみ深い病気であり、厚生労働省のデータによれば、6人~7人のうちの1人が花粉症を患っているということです。
花粉症を引き起こす植物としてもっとも多いのは「スギ」です。また、これ以外にも、ヒノキやブタクサなども花粉症の原因です。
新型コロナウイルス(COVID-19)の流行でマスクをつける人が多くなったために、2021年は新規り患者の発生割合が今までの年の半分程度でしたが、小さなお子さんであってもかかる可能性があるということは覚えておかなければなりません。
出典:厚生労働省「はじめに~花粉症の疫学と治療そしてセルフケア~」
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/ookubo.html
花粉症は多くの人を悩ませるものですが、対策もいろいろあります。
初期療法とは、「花粉が舞うよりも前から」治療を開始する方法です。花粉が舞う時期に先駆けて薬を服用することで、粘膜が過敏な状態になることを事前に防ぎます。
この方法を取ることで、花粉症の症状が起きる時期を後ろ倒しにすることができます。また症状が出たとしても、この治療をしなかった場合に比べて症状が軽くなります。加えて、症状が落ち着く時期も早めることができます。
なお、初期療法の開始時の目安は、「花粉が舞う1~2週間程度前から」です。
花粉症は薬を使っても完治させることはできませんが、適切に薬を飲むことで症状を軽くすることができます。
たとえば抗ヒスタミン薬はくしゃみや鼻づまりなどの鼻周りの症状を軽減するのに役立ちますし、点眼剤は目の炎症を抑えることに役立ちます。
減感作療法とは、「あえて少量のアレルゲンを摂取して、体を慣らしていく方法」をいいます。たとえばスギ花粉の花粉症に悩まされている人の場合は、スギ花粉を含んだ薬剤を少しずつ体に取り入れていくことで、体を慣らしていくわけです。これによって、花粉症の症状が軽減します。
※減感作療法は、必ず医療機関で行うようにしてください。個人の判断でこれに取り組むのは非常に危険です。
「舌下免疫療法」とは、その名前の通り、舌の下に治療薬を含む治療方法をいいます。
スギ花粉だけでなくダニなどにも効果的な薬ができていますが、治療を辞めると再発する可能性があるのがこの舌下免疫療法のリスクです。
1日に1回、舌の下に抗原エキスを含みます。
花粉症は季節性のものですが、通年性アレルギー性鼻炎は一年を通して起こる可能性があるものです。なぜなら、通年性アレルギー性鼻炎は、ダニやペット、カビなどの、「一年を通してそこに存在するもの」によって引き起こされるものだからです。特にダニによる被害は大きいといえます。通年性アレルギー性鼻炎は、花粉症に比べて、皮ふ炎や喘息を伴う可能性が高いという怖さもあります。
※減感作療法・舌下免疫療法・手術療法は現在当院では施行しておりません。